result DME

result DME
RESULT MAGICはecoにも貢献します。RESULT MAGICへはイメージをクリック願います。RESULT MAGIC contributes to eco. Please click the image to RESULT MAGIC.

9/16/2011

拡張MAPの昔ネタ

一昔前ですがアリスト2JZGTEのインジェクター交換仕様のデータを作るときにオリジナルのMAPから拡張MAPを作成しました。点火MAP・燃料MAPとも行うのですが燃料MAPだけ公開します。上がオリジナルのMAPでサイズは19X11です。横軸が回転ですからオリジナルREVは6800なので1列当たりの割り付けは357rpmになり、縦軸のMAP最下部はブースト1.0Kで固定になります。ようするにブーストを0.8K以上上げてもMAPは追従しなくて最下部で燃料制御しているのです。要するにブーストが1.0Kであろうが1.2Kであろうが同一アドレスを読み込むわけです。これは仕様によっては低ブーストで走行した際に空燃比補正範囲から外れていれば「かぶり」現象が出ます。そこで、拡張MAPの必要性が出てきたのです。DENSOユニットは霧化特性につては自動処理をしてくれるのですが、より拡張MAPなどで対策をしてあげるとインジェクターを交換していても燃費向上が狙えるのです。下図はその拡張MAPですがサイズを21X15に拡張しています。REVを8000rpmまで変更したので1列当たりの回転割り付けは380rpmになります。もっと拡大できますがデータを作る手間と仕様によってサイズを決めています。縦軸は11から15行に変更し4行増えたことにより燃料のブースト1.0k以上の制御に対応出来るように変更しています。結果として、インジェクターを交換してもどのブースト領域でも「かぶり」が発生せず走行できるようになるのです。拡張MAPによる恩恵は燃費だけではありません。特にタービン交換の際や高ブースト使用時に効果がオリジナルとは比にならないくらいあります。ビッグタービンを装着した際に発生するドッカンさが抑制できブーストの掛かりが早くなります。先日久しぶりにアリストを施工したのですが、MPIS+拡張MAPとの組み合わせでユーザーは大満足でした。確かに2JZGTEのレスポンスとは想像できないくらいのレスポンスに変化しました。

0 件のコメント: